TEST OPE6

問題 83. 遅延防止対策の代表的な手法に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。

• 「ガントチャート」は、横軸に時間、縦軸に工程をとり、顧客の注文が「何時から何時まで・どの工程で」処理されているかを表す図で、主としてロット生産や個別生産で利用される。
• 「カムアップシステム」は、ある指定した日時が近づくと、「指定した日時が近づきました」と教えてくれるシステムである。コンピュータの普及以前には、ファイリングシステムとして手動で利用されている。
• 「製造三角図」は、縦軸に時間、横軸に累計生産数量をとり、計画値と実績値を比較して遅れ時間と遅れ数量を把握するもので、量産工場の進度管理に使用する。
• 「流動数曲線」は、横軸に時間、縦軸に数量をとり、ある物がインプットされ、それが処理されてアウトプットされる流れの累積量を管理するものである。

問題 84. 生産計画・統制での目で見る管理として不適切なものは、次のうちどれか。

• 製造三角図や流動数曲線などを利用して計画と実績の進捗を管理する。
• 管理盤などで生産に従事する複数の担当者の動きを同時に管理する。
• 目視検査において、ガラス瓶のカケを発見しやすくするように背後の光量を管理する。
• 電光掲示板などで現時点での目標生産量と生産実績などを確認する。

問題 85. 資材・在庫・物流における目で見る管理に関する記述として不適切なものは、 次のうちどれか。

• 適正在庫量に対する過不足をグラフ化する。
• 流動数曲線によって工程間の仕掛品の数量を目で見る。
• 基準と実績との差異を表す表示盤を設置する。
• 保管する資材数量を、担当者が現物を見て、数えながら管理する。

問題 86. 災害防止活動に関する記述として最も不適切なものは、次のうちどれか。

• 5S における整理・整頓・清掃の最大のポイントは職場美化にある。
• リスクアセスメントは、職場に存在する危険有害要因を発掘し、優先度の設定により、計画的な潜在災害対策の有効な手段となる。
• 安全のみならず、品質・生産性の面からも作業手順を定め、その手順に基づいて教育訓練を行い、それを守らせる活動が安全確保への必須要件である。
• 立入禁止などの標識表示類や保護具・防具の着用指示のみで安心することなく、その遵守度チェックや本質対策の検討も必要である。

問題 87. 安全委員会に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。

• 安全委員会の開催は事故・災害の発生時とし、重要議事については記録を作成し、3 年間保存する。
• 安全委員会の構成メンバーは、議長以外の委員の半数を労働組合の推薦に基づき指名する。
• 安全に関わるリスクアセスメント及びその結果に基づく措置について、調査・審議する。
• 安全委員会開催の都度、遅滞なく議事概要を労働者に周知する。

問題 88. 労働安全衛生法における作業主任者の選任に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。

• X 線やボイラー取扱い作業等、政令で定める労働災害防止のための管理を必要とする作業には、作業主任者の選任が必要となる。
• 作業主任者は、選任を要する作業区分ごとに、学歴ごとに定める実務経験を有する者から選任する。
• 作業主任者を選任したときは、当該作業主任者の氏名及びその者に行わせる職務を、作業場の見やすい箇所に掲示する等の方法で周知する。
• 有機溶剤作業主任者は、交代制で就労する場合、それぞれの交代班ごとに選任する。

問題 90. 労働安全衛生法の目的に関する記述において、()内に当てはまる語句の組合せとして正しいものは、次のうちどれか。

• A.労働災害防止団体法          B.健康管理            C.安全な作業境
• A.労働組合法                          B.安全衛生            C.快適な作業環境
• A.労働基準法                          B.自主的活動        C.快適な職場環境
• A.労働契約法                          B.健康的活動     C.安全な職場境

問題 92. 各職場では安全、品質、生産等を確保するために、作業標準が定められているが、その作業標準に関する記述として最も不適切なものは、次のうちどれか。

• 作業標準は、先人たちの技能・経験等の結晶ともいえるもので、その作成は管理監督者とベテラン作業員に限定している。
• 作業標準は、生産(能率)、品質、作業のやりやすさ、安全衛生の確保等の面から見て、その時点における最善の作業基準を示している。
• 作業標準は、製造規格や品質規格など、作業の成否に関する規定類を満足することはもちろん、さらに安全衛生に関する法・関係規則・社内要領・基準などがきちんと反映されていることが必要である。
• 作業標準は、作業のステップや作業方法が具体的に示されていることが必要である。

問題 93. 3S(整理・整頓・清掃) 活動に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。

• 3S 活動はすべての仕事の基本をなすものとして、多くの企業で様々な形で導入されている。
• 活動推進に際してはそれぞれの言葉の意味を理解し、あるべき姿を共有化した上で推進計画を立案し、取り組むことが必要である。
• 進め方としては、まず清掃から着手し、次に整理・整頓に進むという流れが効率的である。
• 3S 活動は整理・整頓・清掃の直接的な効果と合わせ、この活動を通じてムダに気付「人づくりをも考慮して進めると、より大きな成果が期待できる。

問題 94. 環境管理に関する記述として不適切なものは、次のうちどれか。

• 環境汚染には、7 公害(大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、振動、地盤沈下、悪臭)がある。
• グリーン購入・調達では、環境物品等を可能な限り使用する。この環境物品等には、環境負荷の低減に資する役務を含む。
• 環境の緊急事態の対応には、原因究明・再発防止対策の実施が含まれる。
• グリーン購入・調達は、環境への負荷の少ない持続的発展が可能な社会を構築するため、原材料購入の多い大企業に適用されたのが、その出発点である。